ダライ集団は蔵伝仏教の正常な秩序の破壊者
ダライ集団は蔵伝仏教の正常な秩序の破壊者。
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「光明日報」は17日、中国蔵(チベット)学研究センター宗教研究所の鄭堆所長による「ダライ集団は蔵伝仏教(チベット仏教)の正常な秩序の破壊者である」と題した文章を掲載した。主な内容は以下の通り。
西蔵(チベット)の拉薩(ラサ)で先ごろ発生した暴行・破壊・略奪・放火などの深刻な暴力事件は、人民大衆の生命と財産に巨大な損失をもたらした。この事件がダライ集団によって組織的・計画的に画策され、扇動されたものだという確かな証拠がある。
(1)少数の僧侶が暴力事件に加わったことについての分析
暴行・破壊・略奪・放火などの暴力行為を行ったものの中には僧侶らも含まれていた。なぜ僧侶らが加わったのか。この根本的な原因は、ダライ集団の影響と扇動に密接な関係がある。
ダライ・ラマ1世となったゲンドゥン・ドゥプ以来、歴代ダライ・ラマの中には強い影響力を持ったものが少なくない。とりわけ清朝政府がダライ5世を冊封し、ダライ・ラマが西蔵の政治と宗教の権力を握って以来、ダライ・ラマ5世、ダライ・ラマ7世、ダライ・ラマ13世など政治や宗教の分野に大きな影響を与えたダライ・ラマが現れた。
ダライ・ラマ14世とその追随者はこのような宗教的な影響力と地位を利用し、多くの信徒らの素朴さや信心深さにつけこみ、一部の信徒をあおりたて手なずけるなどして、信徒らを利用し扇動してさまざまな騒ぎを起こしている。また彼らは宗教の衣と嘘の宣伝を通じて、海外の反中国勢力の支持を受け、国際的な世論を形成し、真相を知らない人たちの同情を買い、すきをうかがって騒ぎを作り、中国を混乱させようとたくらんでいる。そして政治的なたくらみが成功しない場合、また「チャンスが来た」と思った場合には、暴力的な手段を用いて騒ぎを起こす。
寺院と僧侶らは長い間、ダライ集団のたくらみの対象だった。ダライ集団はかつて、「活仏を抑えることによって寺院を抑えることができる。寺院を抑えることによって地域を抑えることができる」と公然と言い放っている。そのねらいは、寺院を祖国分裂活動の基地とし、真実を知らない僧侶らを扇動して分裂活動の急先鋒として利用することだ。
今回の拉薩暴力事件では、ダライ分裂主義集団の扇動を受けて事件に加わった僧侶が確かにいた。ただそれは西蔵の僧侶のごくわずかな一部分にすぎない。ダライは、宗教の旗を立て、宗教の衣をまといながら、人々や信徒をだました。その政治的な反動性と宗教上の虚偽性は明らかだ。
(2)ダライ集団は蔵伝仏教の正常な秩序の破壊者である
ダライ集団が蔵伝仏教の正常な秩序の破壊者であることを示す大量の事実がある。仏教の開祖シャカムニの遺訓に背き、最も基本的な仏教の戒律にも背き、仏教の愛国主義精神と伝統を汚した。活仏の転生作業をダライ集団が破壊し妨げ、正常な宗教活動と経典の勉強を邪魔し、自分と意見の異なる信徒を迫害するやり口だけ見ても、ダライ集団の政治的たくらみを見て取ることができる。
(3)ダライ集団の行為は蔵伝仏教の教義や規則、歴史的伝統に背くものである
蔵伝仏教の信徒は多くの守るべき戒律を持っている。最も基本的な戒律である五戒から始まり、250項目にわたる僧侶向けの戒律もある。守るべき戒律は信徒のランクによって異なるが、最低限守らなければならないのが、「殺してはならない」「盗んではならない」「嘘をついてはならない」という戒律だ。今回の暴力事件では、一部の僧侶がけさを着たまま暴力活動に加わった。出家の身にありながら最低限の戒律さえ守ることができないとはなにごとかと問わざるをえない。
「人民網日本語版」2008年4月20日