華春瑩報道官
米側の一部から、スノーデン氏は中国側と協力関係にある中国の「スパイ」の可能性があるとの声が上がっている。これについて中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は17日の定例記者会見で「全く根も葉も無い話だ」と反論した。
「PRISMスキャンダル」はすでに米国で大きな論争となっている。英紙ガーディアンと米紙ワシントン・ポストは6日、国家安全保障局(NSA)とFBIが「PRISM」という秘密計画の下、米国のインターネット企業複数の中央サーバに直接アクセスし、情報を収集していたと報じた。マイクロソフト、ヤフー、Google、アップルなどが関与していたとされる。エドワード・スノーデン氏は9日、「PRISM」計画が欧州やアジアの国々も対象にしていたことを明かした。
「ドイツや日本は米側に監視計画について説明を求めている。中国も米側に同様に要求をするか」との記者の質問に、華報道官は「米側は国際社会と各国民衆の懸念や要求を重視し、必要な説明を国際社会に行なうべきだ」と指摘した。
「人民網日本語版」2013年6月18日