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「チベット問題」は宗教問題ではない
発信時間: 2008-04-30 | チャイナネット

ダライラマグループが国際社会が「チベット問題」に関心を寄せるよう呼びかけた際に持ち出した名義はいわゆる「宗教問題」、チベットの人たちには「宗教信仰の自由がない」などなどである。

しかし、まさに『ヒンズー新聞』編集長のラシムハン・ラム氏が述べたように、「ダライラマグループの中国に対する多くの非難は事実と合致しないものである」。

チベットの宗教の発展は現実の必要に適応していないのか?

現在チベットにはさまざまなスケールのチベット仏教のお寺が1700カ所以上があり、僧と尼僧が4.6万人以上もおり、このほかさらにモスクが4カ所、カトリック教会堂が1カ所あり、さまざまな宗教活動と生活が正常に行われている。人口で計算すれば、チベットでは平均1600人ごとに1カ所の宗教活動の場所がある。イングランド地域では、平均3125人ごとに1カ所の教会堂があるだけである。ここ数年において、毎年何人かの仏学を勉学して成果をおさめたゆえにチベット仏教のゲシラランバという最高の学位を取得した人がおり、それぞれのお寺ではすべて非常に特色のある仏教の経典をめぐって弁論する場面を目にすることができる。大活仏の転生、仏教行事、学位の回復などは、チベットの宗教活動が正常に行われていることを十分に示すものである。

チベットの宗教を信仰する一般の人々の宗教生活に自由はないのか?

チベットでは、どこでも見られる経幡(仏教の旗)とマニドイ、ひっきりなしに転経筒をまわしている大衆、盛んに行き来するお参りに来た信者たちなどは、すでに宗教と文化の景観となっている。宗教を信仰する人々の家にはほとんど経堂があり、仏像を祭っている。地面にひれ伏し、明け方に線香を焚き、神山・聖湖に対する参詣、お寺参詣、宗教の聖地を巡っての転経筒をまわしながら宗教の聖地めぐりなどは、一般の人たちの宗教生活が非常に豊富であることを示すものである。毎年ラサに行って参詣し、線香を焚くチベット族の人たちは百万人以上に達し、1年に1度のシュドン祭の期間の宗教活動及びヒツジ年のナムツォ湖めぐりなどの宗教活動はいずれも正常に行われているとともに、各方面の尊重を受けている。

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