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温家宝総理、四川大地震の中心地で記者会見(1)
発信時間: 2008-09-03 | チャイナネット
記者の質問に答える温家宝総理
 四川大地震の発生から110日余りが過ぎ、大規模な復興事業の実施を前にした2日午前、被災地を視察中の温家宝総理(中共中央政治局常務委員、国務院震災救援総指揮部総指揮)は、その震源地であるブン川県映秀鎮に赴き、被災者を慰問した後、近くの避難所で普段と違った「記者会見」を開いた。以下はその内容。

 記者:総理がおっしゃったように、地震の発生から今日で110日余りになる。110日間の道のりを振り返り、これまでの被災地救援活動をどう評価するか。後世の人々や世界に伝えるべき経験は何か。

 温家宝総理:この110日間は、はらはらする日々でもあり、感動極まる日々でもあった。党中央、国務院、中央軍事委員会の指導と計画の下、そして四川省政府の直接の指揮と被災地の無数の幹部・大衆の共同努力の下、震災救援活動はここまでの段階で偉大な勝利を得たと言えよう。110日余りという時間は長くはない。だがわたしたちが行った事は歴史に記録されるに値するし、各人の心に刻まれている。

 第1に、閉じこめられた人々をあらゆる手を尽くして救出した。人命救助を最優先した。わたしたちは、一縷の望みがある限り、100倍の努力をし、決して放棄しないという方針を打ち出し、廃墟の中から計8万4000人を救出した。

 第2に、人々を適切に避難させた。わたしたちは計1500万人を避難させ、1000万人を救助し、300万人近くの負傷者に応急手当をし、9万6000人を病院に搬送した。現在では、庶民がほぼ落ち着いた生活をしている様子を見ることができる。

 第3に、インフラを急ピッチで復興した。わたしたちは各方面の力を迅速に組織し、道路・電気・水道・通信の応急修復を行った。現在では主要な国道と省道がほぼ修復されている。さきほどみなで見た、最も難しい区間である国道213号線の都江堰到―ブン川区間は、96キロに87の橋と10のトンネルがある。交通当局の幹部と従業員の粘り強い不屈の精神は、道路修復・建設史に残る奇跡を創造した。現在までに、北川老県城(県の中心地)と青川の2つの鎮を除き、四川省のすべての被災地に電気が通じている。通信もほぼ滞りない。

 第4に、わたしたちは大量の医療チームを派遣し、衛生防疫作業や負傷者の応急手当を行い、感染症の大流行を防いだ。災害後によく見られる病気の発生率も通常より低かった。

 第5に、二次災害対策に迅速に取り組んだ。四川大地震の発生後、余震が止むことはなく、その回数は現在までに2万6000回に上り、マグニチュード6以上の地震も8回起きている。わたしたちは地震観測を密にし、地震予報を強化し、地滑り地域多数で地質調査を行うとともに、対策を立案した。「せきとめ湖」多数の処理に成功したことは言及に値する。中でも唐家山せきとめ湖は、世界のせきとめ湖処理史において、最も大きく、最も難しい例であると同時に、最も成功した例ともなった。
 「人民網日本語版」 2008年09月03日
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