浙江省共産党委員会は、1カ月にわたる幹部競争選抜を3日から開始すると決定した。省直属機関の38の指導ポストを全省または全国から公開選抜するほか、省級機関の処級指導幹部15人、主任科員以下の公務員66人を末端組織から公開抜擢する。公開選抜の対象となるポストの数は過去最多だ。

今回公開選抜される省直属機関の指導ポストは、省委員会弁公庁副主任など20の省級機関副庁級ポスト、浙江師範大学副校長など10の本科大学副指導幹部ポスト、および浙江省物産集団公司副総経理など8つの省属企業副指導ポスト。このうち浙江省対外貿易経済合作庁副庁長、省政府外事弁公室副主任の2つのポストは省内に加え、北京、上海、江蘇省、広東省からも選抜を行う。大学副指導ポストも省内に加え、全国「211工程」大学からも選抜を行う。省属企業の1ポストも全国から選抜する。4日から8日までインターネットでの応募を受け付ける。

浙江省共産党委員会組織部の斯キン良部長は「公開・競争形式で幹部を選抜し、競争の中で各々を比較し、幹部の選抜・任用における『視野の限界』を打破することは、より広範囲から人材を探し、より良い人材を選び出す上でプラスだ」と述べた。

今回の幹部競争選抜では、全過程で情報を公開し、監督を行うほか、業務の関係面が広く、社会的関心の高いポストを1つか2つ選び、面接試験をテレビとインターネットで実況中継する。

「人民網日本語版」 2008年09月04日