外交部の定例会見で9日、秦剛報道官が質問に答えた。
――米国の民主・共和両党の大統領候補が台湾への兵器売却に共に支持を表明していることについて、コメントは。
米国による台湾への兵器売却の問題については、わたしたちはすでに、明確で厳正な、断固たる反対の立場を繰り返し表明してきた。台湾問題は中米関係における最も重要で、最も敏感な、核心となる問題であり、中米関係の重要な政治的基礎であることを強調しておきたい。中米の国交樹立からもうすぐ30年になる。この間、中米関係の発展は曲折と幾多の困難を経てきた。この30年間の経験は、どんな時も台湾問題を適切に処理し、中米関係の重要な政治的基礎を守れば、中米関係は順調に前進し得るということを存分に証明している。さもなくば、中米関係には困難と曲折が生じる。中米関係の発展は米国政府だけでなく、米国の両党および各界の重要な共通認識だ。米各界は共に、中国との建設的協力関係の発展を重視すると表明している。ならば、中米関係の重要な政治的基礎を大切にし、心を込めて守るべきだ。わたしたちは米国の両党陣営がこの点を認識し、「1つの中国」政策を堅持し、中米間の3つの共同コミュニケを遵守し、「台湾独立」に反対するとの約束を恪守し、台湾が関わる問題を適切に処理し、中米関係の前進を促進する事を行うことを希望する。
「人民網日本語版」 2008年10月10日 |