中国国務院報道弁公室の王晨主任は18日、「新たに公布した「中華人民共和国海外常駐メディア機関・海外記者の取材に関する条例」は中国の対外開放政策を堅持していく方針を具現するものだ」と表明した。

王晨主任はこの中で、「中国政府は外国メディアと記者が中国を取材することを歓迎し、中国の事情を世界に紹介してもらいたい。中国は取材活動に対し、できる限り支援とサービスを提供する一方、中国の法律を守り、報道のモラルを遵守した上で、より客観的で公正な報道を行い、中国と世界各国からの理解と協力を促進することも期待している」と述べた。

なお、この新しい条例によると、外国記者が中国へ取材する際、中国側の同行者を伴う必要がなくなる。また、外国記者が特別な場所以外での取材には、取材先の外事部門の許可を取得する必要がない。ピューリッツァー賞選定委員会のシーモア・トッピング元会長は「外国記者への制限を取り消すことは、中国の進歩を表すものだ」と述べた。

「中国国際放送局　日本語部」より2008年10月20日