湖北省の李鴻忠省長は10月25日、湖北省の武昌区で日本の関西広域機構の秋山喜久会長、京都府の山田啓二知事、奈良県の荒井正吾知事と会見し、両地域の互恵協力や交流などについて会談した。
関西広域機構は2007年7月、広範な地域間の交流や協力を目的に、関西2府8県4政令都市と7経済団体等をメンバーに設立された。
李鴻忠省長は秋山会長一行の訪問を歓迎し、「湖北省は中国の重要な水・陸・空路の要所で、工業基地や春秋時代の楚国の文化の発祥地である。中日平和友好条約が締結されたこの30年、湖北省と日本、関西地区との協力は、絶えず強まっている。日本は湖北省の重要な貿易相手であり、また多くの企業が中国に進出している。今回開催される『中国湖北省・日本関西地区友好ウィーク』や、両者の協力構造協議の調印をきっかけに、より一層、経済貿易や旅行、文化、教育、省エネ、環境保護などの交流や協力が行われ、共同の発展を促進して、双方の人々に幸せをもたらしたい」と語った。
湖北省の心のこもった接待に感謝した秋山喜久会長は、「関西地区も日本の伝統的な文化の発祥地であり、観光資源も豊かだ。また経済も発達しており、先進的な省エネや環境保護の技術も有している。湖北省の観光や文化教育などとの交流や協力には、非常に多くの潜在力がある。現在、武漢市には関西地区の8つの企業が投資しており、将来はもっと多くの地区に投資することを期待している。また武漢と関空を結ぶ直行便の就航に助力したい」と述べた。
「チャイナネット」2008年10月27日 |