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楊潔チ部長が語る胡錦涛主席の金融サミット出席
発信時間: 2008-11-18 | チャイナネット
G20金融サミットでの胡主席
 胡錦涛国家主席は14、15の両日、ワシントンで開催されたG20金融サミットに、招待を受けて出席した。胡主席がサミットを終えて国賓としてコスタリカ訪問へ向かう途中、外遊に随行している楊潔チ外交部長は、金融サミットへの胡主席の出席について、次のように同行記者団に説明した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 今回のサミットは、世界的な金融危機がもたらした国際金融市場、世界各国の経済発展、人々の生活への深刻な影響を背景に、開催されたものだ。胡主席は各国首脳と金融危機の発生原因を討議し、世界経済の発展を促進する措置を検討し、国際的な金融監督・規制の強化、国際金融システムの改革の推進といった問題を討議した。

 胡主席は国際社会の協力強化、金融市場の安定回復、世界経済の成長推進に関する中国政府の立場と主張を全面的に詳述した。各国首脳と国際世論は、サミットの成功に中国が発揮した重要で建設的な役割を積極的に評価し、国際金融の安定維持、世界経済の発展促進のために中国政府が講じた重要な措置を十分に肯定した。
 
  胡主席のサミット出席は、主に次のような重要な成果を得た。

 (一)世界的な金融危機への対応に関する重要な主張を全面的に踏み込んで詳らかにした。胡主席はサミットで重要なスピーチを行い、今回の金融危機発生の根源を深く分析し、今回の金融危機の原因は多方面にわたり、これには関係国の不適切なマクロ経済政策もあれば、金融監督の欠如もあると指摘した。胡主席は国際社会に対し、自信を強め、協調を強化し、協力を緊密化するよう呼びかけ、金融危機への対応に関する中国の重要な主張を表明した。第1、あらゆる必要な措置を講じて、早急に市場への信頼を回復し、金融危機の拡散と蔓延を抑制する。第2、経済成長を積極的に促進し、世界規模の経済衰退を回避する。各国はマクロ経済政策を調整し、必要な財政・通貨政策を通じて、経済成長を積極的に促進すべきだ。第3、今回の金融危機の教訓を真剣に総括し、すべてのステークホルダーによる十分な協議を踏まえ、国際金融システムに対する必要な改革を行う。改革にあたっては、公平・公正・包含・秩序という国際金融新秩序の方針を堅持し、全面性・均衡性・漸進性・実効性の原則を堅持して、世界経済の健全な発展に有益な制度環境の構築に努めるべきだ。
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