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楊潔チ部長が語る胡錦涛主席の金融サミット出席
発信時間: 2008-11-18 | チャイナネット

 (二)経済発展と金融の安定を確保するために中国政府が講じた重要な措置を紹介した。胡主席は、経済発展と金融の安定を確保するために中国政府が今年講じた積極的な措置を紹介し、中国政府が先日打ち出した10項目の内需拡大策が、必ずや中国経済の発展を力強く促すとともに、世界経済の発展の促進にプラスとなるものであり、中国経済の安定した比較的速い成長自体が、国際金融の安定の維持と世界経済の発展の促進に対する重要な貢献であることを強調した。胡主席は、中国は引き続き責任ある態度で、国際金融の安定を維持し、世界経済の発展を促進する国際協力に参加し、国際金融機関が国際市場の変化に基づいて融資能力を強化し、今回の金融危機の影響を受けた発展途上国への支援を拡大することを支持すると強調した。胡主席は席上、世界銀行傘下の国際金融公社の貿易融資計画に積極的に参与する意向を宣言し、国際社会から高い評価と普遍的な歓迎を得た。
  (三)国際金融システム改革の正しい方向を指し示した。国際金融システム改革は各国の関心の焦点であり、今回のサミットにおける核心的な議題でもあった。胡主席は次の4項目の改革の重点的な実施を提言した。(1)国際的な金融監督協力の強化、(2)国際金融組織改革の推進、(3)地域的な金融協力の奨励、(4)国際通貨システムの改善――。中国はサミット中、国際的な監督協力の強化から、国際金融組織改革の推進、地域的な金融協力の奨励、各国が相応の責任を担うべきことまで、国際金融システム改革に関する立場と主張を詳しく説明する文書を配布した。

 (四)数多くの発展途上国の利益を守った。胡主席は、国際社会は金融危機への対応において、後発発展途上国を始めとする発展途上国への損害に特に関心を払い、これをできるだけ緩和すべきだと強調し、発展途上国における金融の安定と経済成長の維持を適切に支援し、発展途上国への援助を適切に維持・増加し、発展途上国の経済と金融の安定を適切に維持し、国際金融組織における発展途上国の議席と発言権を拡大すべきと提言した。

 (五)中国と関係国との2国間関係の発展を促進した。サミット出席中、胡主席はロシアのメドベージェフ大統領、ブラジルのルーラ大統領、英国のブラウン首相、オーストラリアのラッド首相など各国首脳と会談し、2国間関係の発展、各分野の協力の強化、世界的な金融危機への共同対応などについて、多くの重要な合意に至った。

 「人民網日本語版」2008年11月18日
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