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外交部長、改革開放以来の中国外交を論述(中)
発信時間: 2008-11-27 | チャイナネット

(3)21世紀に入ってから国際情勢は深刻な変化が起こった。胡錦涛氏を総書記とする党中央は、内外の情勢を冷静に分析し、戦略的なチャンスの時期を捉えて、平和、発展、協力の旗印を掲げ、外交に新たな進展をもたらした。

第1、主要大国との関係が安定的に発展した。中ロ両国の戦略的パートナーシップの関係が全面的かつ深く急速に発展し、史上最良の時期に入る。中米は21世紀における建設的協力関係の全面的促進に同意。EU及びそのほかの主要加盟国とは、全面的で戦略的なパートナーシップを結んだ。

2008年5月に胡錦涛主席は、「暖春の旅」と呼ばれた日本訪問を行い、中日間の戦略的互恵関係の新しい局面を切り開いた。我が国は主要各国と同じく、戦略的対話の交渉メカニズムを実施している。

第2、周辺国との善隣友好協力関係がさらに拡大し深化した。インドやインドネシアなど、形式の異なる戦略的パートナー関係を結び、カザフスタンなどの国と友好協力条約を結んだ。

上海協力組織加盟国間の長期善隣友好協力条約の締結を促進し、同組織の実務は全面的な協力段階に入った。初の非ASEAN加盟国として「東南アジア友好協力条約」に加入し、ASEANプラス中国(10+1)、ASEANプラス中日韓(10+3)の協力には著しい成果を収めており、南中国海、東中国海の共同開発には新たな一歩を踏み出した。

第3、発展途上国との団結と協力に重要な進展を得た。2006年の「中国・アフリカ協力フォーラム」サミットの開催が成功。これは1949年に新中国が成立して以来、最も規模が大きく、出席した首脳も最多の国際会議で、アフリカ諸国との友好協力関係の発展と維持に非常な意義を持つ会議だった。

2004年には「中国・アラビア諸国協力フォーラム」を設立し、南米、カリブ諸国、南太平洋地域の国々との互恵協力は引き続き深まっており、ブラジル、南アフリカ、メキシコなどの発展途上大国との協調や協力も強化し、中ロ印相互間、中ロ印伯(BRIC四国)との協力メカニズムも日増しに完備している。

第4、多角外交はさらに活発になっている。国連や先進8カ国サミットの発展途上国指導者との会合(G8+5)などの多国間の舞台では、胡錦涛主席ら国家指導者が積極的に上層部外交を展開し、理念や主張を示して各方面との関係を切り開き、我が国の利益とイメージを擁護している。

朝鮮半島の核問題をめぐる6カ国協議のメカニズム形成を促進し、問題の平和的な解決に、重要で独特な役割を果たしている。世界と地域の注目されている問題の解決に積極的に参与し、責任ある大国としての役割を果たしており、これまでに22回の国連の平和維持活動に参加し、延べ2万人を派遣した。

第5、安全をめぐる外交活動を積極的に展開し、国家主権の安全を維持した。国際的には、「台湾独立」や「チベット独立」、「東トルキスタン」などの分裂活動に、断固とした態度で効果のある闘争を行った。「法輪功」などの境界外の敵対勢力の分裂と妨害を厳しく抑制し、相互信頼、互恵、平等、協力の新しい安全観を唱え、テロ対策など従来とは異なる安全分野での国際協力を大いに展開している。

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