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温家宝総理の欧州歴訪は「自信の旅」 |
発信時間: 2009-01-23 | チャイナネット |
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外交部の呉紅波・部長助理(補佐)は22日、間もなく行われる温家宝総理の欧州4カ国歴訪は「自信の旅」であると表明した。 温総理はスイスのメルツ大統領、ドイツのメルケル首相、スペインのサパテロ首相、英国のブラウン首相、欧州委員会のバローゾ委員長、世界経済フォーラム(WEF)のシュワブ理事長の招待を受け、1月27日から2月2日までこれら4カ国およびEU本部を公式訪問するとともに、スイス・ダボスで開催されるWEFの年次総会に出席する。 呉部長助理は内外メディア向けのブリーフィングで、訪問の具体的な日程とその背景を次のように説明した。 今回の訪問は「自信の旅」と呼ぶことができる。中国の、改革開放を堅持し、経済成長を促進することへの自信、中国とEUが手を携えて包括的な戦略パートナーシップを推進し、不断に協力を深めることへの自信、国際社会の団結と協力を促し、共に難局を克服することへの自信を示すものだ。 1月27日から28日までのスイス訪問で、温総理はメルツ大統領と会談し、両国関係および関心を共有する問題について意見交換する。また、ダボスで行われるWEFの年次総会に出席し、演説を行う。温総理にとって就任後初のスイス訪問だ。ダボス会議では重要な演説を行うほか、シュワブ理事長、WEF商工業理事会、WEFメディア理事会の代表と面会する。温総理は世界的な金融危機への中国の対策を重点的に紹介し、協力策を討議する。 1月28日から29日までのドイツ訪問で、温総理はメルケル首相と会談し、ケーラー大統領、シュタインマイヤー副首相兼外相と面会するほか、中独経済技術協力フォーラムに出席し、演説を行う。温総理にとって3回目のドイツ訪問であり、両国の実体経済協力が今回の訪問のハイライトとなる。 1月29日から30日まで、温総理はEU本部を訪問し、バローゾ委員長と会談するほか、ソラナEU理事会事務総長兼共通外交・安全保障上級代表と面会し、中国EU関係の指導原則の確定、中国EU関係の踏み込んだ発展の推進について意見交換する。 その後、温総理は1月30日から31日までスペインを訪問し、サパテロ首相と会談、カルロス国王と面会するほか、現地の文化関係者や青年学生の代表との座談会に出席する。中国の総理によるスペイン訪問は17年ぶりで、非常に重要な意義を持つ。 温総理の最後の訪問国は英国だ。昨年のブラウン首相による訪中への答礼訪問であり、両国首脳の年次会談制度の実行でもある。3日間の訪問中、温総理はブラウン首相との会談、ダーリング財務相兼対中関係チーム長との面会を行うほか、英国の政界・商工業界・金融界の人々と幅広く接触、ケンブリッジ大学では講演も行う。中英の金融協力の強化が訪問のテーマだ。 温総理の今回の欧州歴訪には3つの大きな目標がある。第1は、自信を一層盛り返し、共通認識を凝集し、協力を強化して、金融危機に共同で対応するよう、国際社会を促すこと。第2は中国とこれら欧州4カ国との戦略上の共通認識を促し、双方間の実務協力を拡大すること。第3は、中国EU関係の踏み込んだ発展を推進することだ。 「人民網日本語版」2009年1月23日 |
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