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対話15周年、大いに前進する中国・ASEANの経済貿易関係 |
発信時間: 2009-04-10 | チャイナネット |
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変化しつつある商品の構成 数年の発展に伴って、中国とASEANとの貿易商品の構成も改善されつつある。20世紀90年代の初期においては、ASEANの対中輸出商品の上位5位は順次石油と燃料、木材、植物油、コンピューター、機械・電子設備であり、これは対中輸出総額の75.7%を占めることとなった。2001年になると、ASEANの対中輸出商品のランキングが変化し、上位にあるものは資源類商品にかわり、製造業の製品となり、機械・電子設備が対中輸出総額に占める割合は1993年の12.4%から48.3%となった。さらに、ASEANの対中輸出商品は多様化の傾向を示しており、輸出商品の上位5位の対中輸出総額に占める割合も1993年の81.2%から2001年の79.3%に下がった。 ASEANの対中輸出に比べて、中国からの輸入はさらに顕著な多様化を呈している。1993年に、ASEANが中国から輸入した商品の上位5位は順次機械・電子設備、紡績品と服装、野菜、卑金属及び金属製品、鉱産物製品であり、これは中国からの輸入総額の67.9%を占めるに至った。2001年に入ってからは、機械・電子設備は相変わらずトップの地位を占めたが、中国からの輸入総額に占める割合は1993年の20.8%から50.9%に増えた。以上のASEANの対中輸出商品及び中国からの輸入商品の構成に関するデーターはASEAN事務局によるもので、中国側の統計とほとんど合致している。 過去十年間の中国・ASEANの貿易の中で、増加スピードの最も速かったのは製造業製品であり、増加幅が最高のものは機械・電子設備であった。これらの商品は中国とASEANとの貿易の中では、主要な輸出商品でもあれば、主要な輸入商品でもあり、生産分業及び大規模経済によってもたらされた産業内貿易の重要性を示すものである。 中国側を見ると、中国の対ASEAN輸出の機械・電子設備には、汎用機械と電子製品を主として、ASEANから輸入した機械・電子設備の中では、電子部品がかなりのウェートを占めている。例えば、2000年に、中国がマレーシアから輸入した28.8億ドルの機械・電子設備の中には、ブラウン管、トランジスターとICが半分以上を占め、フィリピン、シンガポールとタイから輸入した機械・電子設備の中では、トランジスター、IC及び他の電子部品も高いシェアを占めた。ASEANの優位性のある輸出商品は鉱産物製品(鉱物燃料も含む)、プラスチックとゴム製品、木材と木製品、紙パルプと紙製品、油など。 中国・ASEAN輸出入貿易の変化(1991-2005年) (単位:億ドル、%) 商務部統計、税関統計による |
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