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対話15周年、大いに前進する中国・ASEANの経済貿易関係
発信時間: 2009-04-10 | チャイナネット

このほか注目すしなければならないのは近年、貿易に関連する投資の割合も増えてきており、大部分の製造業製品が地域内の産業移転と多国籍企業の戦略の影響を受けていることである。例えば、ASEANが輸出する電子部品の多くは外資企業の製品で、中国の一部分のFDIも多国籍企業によって投入されたものである。中国のトータルな貿易の中では、FDI関連の貿易がかなりのウェートを占めており、この関連性がますます顕著になっていきているので、これは将来の中国・ASEANの両地域間貿易に重要な影響を与える要素となるに違いない。

2003年における中国の対ASEAN輸出商品の上位5位は、機械設備・電子設備、AV製品(135.5億ドル)、紡績品(36.3億ドル)、鉱産物製品(26.7億ドル)、化学工業製品(21.8億ドル)、卑金属及び金属製品(18.9億ドル)。

2003年におけるASEANからの輸入商品の上位5位は、機械設備・電子設備、AV製品(254.4億ドル)、鉱産物製品(58.3億ドル)、プラスチック及びゴム・ゴム製品(44.1億ドル)、化学工業製品(28.2億ドル)、動植物の油(16.1億ドル)。

2005年には、中国・ASEANの貿易商品の構成がよりいっそう改善され、ハイテク製品の貿易額が著しく増え、貿易総額における割合も増えていることがその主な証拠である。同年における中国・ASEANのハイテク製品の輸出入額は561億ドルに達し、昨年同期比28.8%増となり、中国・ASEANの貿易の平均増加率を5.7ポイント上回り、両地域間貿易総額における割合も43.0%に達し、昨年同期より1.9%増えた。

中国の貿易総額に占める割合も着実に上昇している

近年、中国の対ASEAN輸出額がハイスピードで増えると同時に、中国・ASEAN輸出入総額が中国の貿易総額に占める割合も着実に上昇してきている。1999年における中国・ASEANの輸出入額の中国の輸出入貿易額に占める割合は7.4%であったが、2005年は9.2%となった。

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