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中ロが朝鮮核問題で協議「各国は最大限抑制を」
発信時間: 2009-07-06 | チャイナネット

 

中国の武大偉外交副部長とロシアのボロダフキン外務次官は4日、モスクワで、朝鮮半島の核問題と北東アジア情勢について協議するとともに、互いの信頼を基礎に、踏み込んで意見を交換した。「中国新聞網」が伝えた。

中ロ双方は「北東アジア情勢の推移は懸念を抱かせるものだ。緊張が高まっており、軍拡競争を誘発し、地域の安全に深刻な結果をもたらすおそれがある。関係各国は冷静さと自制を最大限保つべきだ。情勢をさらに悪化させうる、いかなる行動も取ってはならない。問題は交渉・協議・対話のルートを通じ、平和的・外交的手段によってのみ解決することができる」との認識を示した。

双方は、朝鮮半島の全面的かつ不可逆的な非核化という目標の実現を支持する考えを再確認。「中ロは国連安保理決議を真摯に履行する。安保理決議の履行が半島の平和・安定の維持に寄与することを期待する」と表明した。

また「現在もなお6カ国協議は、朝鮮半島の核問題を解決する唯一の効果的な枠組である。6カ国協議の枠内でのみ、各国の安全上の懸念を解決する方法を見出すことが可能だ。中ロ両国は関係各国と共に、6カ国協議プロセスの再開のために積極的な努力を払っていく」と表明した。

武副部長は、朝鮮半島の核問題と北東アジア情勢について各国と意見交換し、中国側の立場を詳しく説明するため、2日からロシア・米国・日本・韓国歴訪に入っている。

「人民網日本語版」2009年7月6日

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