楊潔チ外交部長は12日、ジュネーブ軍縮会議で演説し、国際的な軍備抑制・軍縮・不拡散プロセスの推進に対する中国側の見解を説明するとともに、核軍縮に関する中国の政策と主張を重点的に詳述した。
楊部長は「軍備抑制・軍縮・不拡散プロセスの健全な進展を促すため、国際社会は相互信頼・互恵・平等・協力という新たな安全保障観を堅持し、調和ある、安定した国際・地域安全保障環境の構築に尽力すべきだ。多角主義を堅持し、国連など多角的枠組みの役割を十分に発揮し、現有の多角的軍備抑制・軍縮・不拡散システムを固め、強化すべきだ。世界の戦略バランスと安定を守り、相互尊重と、各国の理に適った安全保障上の利益への平等な扱いを基礎に、各国の普遍的な安全を実現すべきだ。対話と協力を強化し、平和的方法による国際紛争の解決を堅持すべきだ」と表明した。
また「核兵器拡散のリスクを取り除き、国際的な拡散防止体制を一層強化し、政治的・外交的手段による拡散問題の解決を堅持し、一切のダブルスタンダード的手法を捨て去らなければならない。原子力の平和利用とその国際協力を力強く促進しなければならない」と指摘した。
「人民網日本語版」2009年8月13日 |