米国を公式訪問中の中国全国人民代表大会常務委員長の呉邦国委員長は、現地時間9日午前にワシントンの国会議事堂で下院議院のペロシ議長と会見し、両国の議会間交流や両国関係など、共に関心を持つ問題について検討を行った。

呉邦国委員長は会見前にメディアに対して、「ペロシ議長の招請で米国を訪問できたことをとても喜んでいる。全人代常務委員会の委員長が米国を訪問するのは20年ぶりで、現在、中米関係の発展はいい勢いで、世界で最も重要、活発、発展の潜在力がある2国間関係だ。今回の訪問の目的は、中米関係をさらに促進し、中米関係の健全で安定的な発展推進のために、新たな活力を注ぐことである」と語った。

ペロシ議長は「呉邦国委員長が来訪されとても光栄に思っている。米中は世界に影響をもたらす重要な大国であり、経済、政治、文化、環境などの面で、米中関係は双方にとっても世界にとっても非常に重要である」と語った。

ペロシ議長との会見の後、呉邦国委員長は、下院の米中議会交流グループ議長、米中ワーキンググループ共同議長、中国グループ共同議長と会見、午後にはダニエル・ケン・イノウエ上院臨時代理議長、上院の多数党と少数党の指導者とそれぞれ会見することになっている。

「チャイナネット」　2009年9月10日