「中米経済貿易協力フォーラム」が米国東部時間8日、米アリゾナ州フェニックスで開幕した。中国全人代常務委員会の呉邦国・委員長が開幕式に出席し、スピーチした。呉委員長はこの中で、「中米経済貿易協力の大局に変化はなく、中米経済貿易協力の見通しは明るい」との認識を示した。中米両国が実施している経済刺激策は新たな協力のビジネスチャンスをもたらし、両国経済の構造調整も新たな協力分野を切り開いている。「国際金融報」が伝えた。
同日開幕したフォーラムには、中米両国の商務部門の担当者と両国の企業家100人余りが参加した。フォーラム開幕前、両国の企業と関係者は、投資・経済技術協力に関わる文書41件に調印した。その総額は124億ドル近くに達し、新エネルギー・原材料・通信・電子・機械・旅行などのさまざまな分野をカバーしている。
呉委員長によると、金融危機の広がりと深まりとは中米両国の経済に大きな打撃を与え、両国の経済・貿易協力にも影響している。両国の経済・貿易協力の持続可能発展を実現することは、両国が直面する共同の任務だ。世界経済の回復の兆しはまだ確かでなく、国際金融危機の長期的な影響も無視できないものの、中米間の経済貿易協力の見通しは明るい。中米間の経済貿易協力の大局に変わりがないことには2つの根拠がある。第一に、中米経済の相互補完性は金融危機の影響で変わってはいないということ。第二にに、中米間の経済貿易協力には良好な土台があるということだ。
呉委員長によると、中米両国の経済構造調整を受けて、今後は、低炭素経済・再生可能エネルギー・クリーンエネルギー・クリーン石炭・二酸化炭素の圧縮保存・スマートグリッド・エネルギー高効率建築・新エネルギー車などでの協力が新たな成長分野となる見込みだ。
「人民網日本語版」2009年9月10日 |