アメリカを公式訪問中の全国人民代表大会（全人大）常務委員会の呉邦国委員長は現地時間の12日正午、アンカレッジでアラスカ州のシーン・パーネル知事と会談した。

その際、呉邦国委員長は「アメリカを訪れ、アラスカ州を最後の訪問地にできたことをうれしく思っている。アラスカ州は資源が豊富であり、アメリカの中で中国とは最も近く、双方の協力発展では独特な優位性がある。アラスカ州は、黒龍江省やハルピン市などとの友好関係を十分生かし、これを通して中国との友好協力のルートを拡大していくことを希望している」と述べた。

これに対して、シーン・パーネル知事は「中国はアラスカ州の重要な経済協力パートナーである。中国との友好関係の発展に大きな興味を持っている。呉邦国委員長の訪問は、アラスカ州と中国との友好関係を大いに促進し、エネルギーや環境保護、資源開発、観光業などの分野における双方の互恵協力をも推進した。中国企業のアラスカ州への投資を歓迎する」と語った。

「中国国際放送局　日本語部」より2009年9月13日