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温家宝総理が中南海でウイグル族の農民と会見
発信時間: 2009-09-17 | チャイナネット

中南海の総理事務室で温総理は新疆ウイグル自治区の農民、ダウティ・アシムさんと会見した

ダウティ・アシムさんと別れを告げる温総理

 

中国国務院の温家宝総理は14日、中南海の総理事務室で新疆ウイグル自治区の農民、ダウティ・アシムさんと会見した。

57歳のウティ・アシムさんはウイグル族の農民で、新疆ウイグル自治区バチュ県チョンクルチャク郷ツガマンベシ村の党支部の書記を務めている。

私もあなたの身内

2003年2月24日、新疆ウイグル自治区のバチュ県とジャシ県では、マグニチュード6.8の地震が発生し、当時、就任したばかり の温総理は3月28日、被災地に赴いて救援と再建の様子を視察した。

その時、アシムさんは地震で5人の親族を失ったが、悲しみをこらえて、余震の危険を顧みず、各家を回って同郷の人たちを救い出していた。それを知った温総理はアシムさんを見舞う。すると親族を失くしても泣かなかったアシムさんが、総理の顔を見て泣き崩れた。温総理はアシムさんの手を握り「地震は親族を奪ったが、全国の人たちがあなたの親族で、私もあなたの身内だ」と言った。

それから、温総理とこの普通のウイグル族の農民の間に、切っても切れない縁が結ばれることになった。

中南海での対面

2004年2月初め、「2003年度・中国を感動させた10人」に選ばれたアシムさんが北京にやって来た。そして自分に会いたがっていると知った温総理は、すぐにアシムさんを招き、中南海で対面。温総理はアシムさんに再建の様子を詳しく尋ね、会見後は中南海の北西門までアシムさんを見送り、「北京に来たらまた中南海で会おう」と約束した。

新中国成立60周年を前に開催された「新中国成立以来、中国を感動させた100人」の一人になったアシムさんは、再び北京を訪れた。そしてアシムさんは新疆を出発する前に、「長い間に会っていないので、弟の私は兄である温総理のことをとても懐かしく思っています。お忙しいでしょうが少しでもお会いしたいと望んでいます」と温総理に手紙を送った。

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