まもなく北京で中日韓首脳会議に出席する予定の韓国の李明博(イミョンバク)大統領はこのほど、中韓関係などについて人民日報の取材に答えた。
李大統領は「韓中の戦略的協力パートナー関係は順調に発展した。今後もさらに努力を重ね、二国間・地域の範囲にとどまらず、韓中の戦略的協力パートナー関係をさらに広い分野へと絶えず前進させていく必要がある。両国が今後、さらに緊密な協力関係を築くことを期待する」と述べた。
李大統領はまた、「1992年の国交樹立以来、韓中両国関係は全ての分野において大きな成果を得てきた。昨年5月と8月には、韓中両国の首脳が相互訪問を行い、両国関係を『戦略的協力パートナー関係』へと高めた。韓中両国はG20サミットの枠組み内でも緊密な協力を行っており、サミット内でのマクロ経済協力の強化、保護貿易主義反対などの面において具体的な成果を挙げ、貢献を果たした。両国はまた、「チェンマイ・イニシアティブ(CMI)」の多角化推進、通貨スワップ協定締結などの面でも、経済協力を絶えず強めてきた。このほか、6カ国協議の枠組み内でも緊密な協力を行い、朝鮮半島核問題の平和的解決のためにたゆまず努力してきた」と述べた。
李大統領はこのほか、「6カ国協議を通じて朝鮮半島核問題を解決したい」と強調し、「中国は6カ国協議の議長国として、非常に重要な役割を果たした。韓国はこれを積極的に評価する。中国が今後も引き続き建設的な役割を果たすことを希望する」と述べた。
「人民網日本語版」2009年10月9日 |