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人民大会堂東門前広場でプーチン首相の歓迎儀式を行う温家宝総理 |
温家宝総理とロシアのプーチン首相は13日、北京で第14回中ロ定期首相会談を行った。双方は友好的かつ実務的な雰囲気の中、国交樹立以来60年間の両国関係の発展の過程を振り返り、各分野の交流・協力や関心を共有する国際・地域問題について踏み込んで意見交換し、広範かつ重要な共通認識に至った。
両首相は中ロ協力の一層の強化について、以下の共通認識に至った。
(1)政治的相互信頼の強化。互いの核心的利益と重大な懸念に配慮し、国の主権と安全の擁護、領土保全のために相手国の講じる措置を断固支持し、両国関係の政治的基盤を強固にする。
(2)経済貿易協力の強化。相互の投資・経済・技術協力を拡大し、貿易の円滑化を促し、保護貿易・投資主義に反対する。
(3)エネルギー協力の拡大。中ロ天然ガス協力ロードマップに調印し、東西両ルートの同時着工を決定し、2014潤オ15年に供給を開始する。原子力、石炭分野の重要な協力プロジェクトを推進する。
(4)宇宙、航空、科学技術、交通運輸、通信、情報技術、林業、品質検査、環境保護分野の協力の強化。
(5)「中国東北地区とロシア極東および東シベリア地区協力計画綱要」を実行に移し、地方協力を強化する。
(6)人的・文化的協力の促進。
(7)国際問題での協調・協力を緊密化し、グローバルな試練に積極的に対処する。