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中国空軍の兵力構造 攻守の協調へ
発信時間: 2009-11-05 | チャイナネット

 

中国空軍指揮学院・訓練部の王明亮副部長は4日、「新中国成立60周年の空の閲兵は、空軍が国土防空型から攻守兼備型への転換を基本的に完成していることを表し、中国空軍の兵力配置はさらに攻守の協調と兵種や機種の比率の協調の方向で発展している」と語り、以下のように述べた。

「成立したばかりの頃の中国空軍の作戦準備は、大規模な戦争を背景に展開してきたため、実戦性と緊急性の色が濃かった。つまり参戦するために建設、参戦しながら建設、参戦と建設を共に重視するということだった。朝鮮戦争の空中作戦や国土防空という通常ではない発展の段階を経て、中国空軍は国土防空の空中パワーを建設し発展するという道をたどった」

「1970年代末から何度かハイテク条件下の局部戦争に参戦し始めた中国空軍は、現代戦争での空軍の地位と役割を再び考え、単純な全面的な防御から、進攻を強調した進攻・防御の方向に向かって発展しつつある。90年代からは兵器と装備のモデルチェンジや訓練の改革に拍車をかけ、編制と体制、兵器と装備、人材の構成、訓練の指導思想などの面で、攻守兼備を目指す全面的なモデルチェンジをスタートした。軍隊のトータルな建設レベルには実質的な変化が起こり、攻守兼備や局部戦争に応対する空軍部隊の能力は全般的に強まっている」

「空軍は戦略的な軍種を迅速に発展させ、兵力の構成はさらに攻守の協調や兵種と機種の比率の協調に向かって発展しており、中国空軍は国土防空の力と、大規模で高い強度の空中進撃力を有している。そして軍隊の編制と職能はしだいに攻守兼備に変わり、進撃がさらに強調されている」

「チャイナネット」 2009年11月5日

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