韓国の李明博大統領と米国のオバマ大統領は19日に会談し、朝鮮半島の核問題や両国の同盟関係の発展について一致した。
李大統領は同日の記者会見で、両首脳は▽米国は韓国に「核の傘」と「脅威抑止」を提供する▽今年6月に調印した「米韓同盟未来ビジョン」を履行し、「21世紀の戦略同盟関係」をさらに発展させる▽6カ国協議を通じて朝鮮の「完全で検証可能な核廃棄」を実現する▽6カ国協議への朝鮮の早期復帰を促すため、韓米は6カ国協議の他の参加国と緊密な協力を継続する----ことを再確認したと発表した。
李大統領は「韓米双方は、『グランドバーゲン』(包括的妥結案)が非常に必要との点で一致し、その具体的内容と推進方法について緊密に協議していくことになった」と表明。
オバマ大統領は「米国は李大統領の提示した『グランドバーゲン』について完全に認識を共有している」と表明。「米国の立場は非常に明確だ。朝鮮が具体的かつ不可逆な措置を講じて義務を遵守し、核計画を放棄すれば、米国は経済支援を行うとともに、国際社会に完全にとけ込めるよう朝鮮を手助けする」と強調した。また、ボズワース特別代表(朝鮮政策担当)を12月8日に朝鮮へ派遣し、米朝対話を開始する考えを表明した。
「人民網日本語版」2009年11月20日
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