中国とカナダは3日、開放的な投資・貿易政策の維持、あらゆる形の保護貿易主義への反対、投資障壁の削減、両国間の企業協力の推進を再確認する共同声明を発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
共同声明は「双方は、中国とカナダの経済貿易の強い補完性への認識で一致した。双方は実務協力を強化し、両国間の貿易と投資を拡大すべきである。カナダは中国の対カナダ投資を歓迎する。中国はカナダの対中投資を歓迎する。双方は『中国・カナダ投資保護協定』交渉の加速を約束した。これは投資者の信頼に予測可能で安定した法的枠組みを提供することで、両国に恩恵をもたらすものである」としている。
カナダの対中輸出は06-08年に33.1%成長した。現在中国はカナダにとって第2の貿易相手国。08年のカナダの対中商品輸出額は2000年の3倍だ。
共同声明は「双方は現有の水準から2国間貿易の一層の増加を促し、エネルギー資源、インフラ、通信・運輸、先進技術、観光、農業、金融サービスなど各分野の貨物・サービス貿易を拡大する必要性があるとの認識で一致した。双方は両国間の科学技術関係の強化で合意した。双方はまた、クリーンエネルギー協力の強化でも合意した。ハーパー首相はクリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ(APP)への第2次資金拠出を発表した」としている。
「人民網日本語版」2009年12月4日 |