呉邦国・全国人民代表大会（全人代）常務委員会委員長は11日午後、タイ国民議会のチャイ・チッチョープ議長と人民大会堂で会談した。

呉委員長は「国交樹立以来35年間、両国は常に互いに尊重し合い、信頼し合い、内政干渉をせず、相手国が自国の国情に基づいて選んだ発展の道を尊重し、相手国の核心的利益に配慮してきた。両国関係は時代と国際環境の変化による試練に耐え抜き、健全で安定した発展を維持し、両国および両国民に確かな利益をもたらし、地域の安定・発展・繁栄も促した」と述べた。

また、議会関係について「議会交流は両国関係の重要な構成要素であり、両国民の理解と友情の強化、両国関係の発展の促進に掛替えのない重要な役割を発揮してきた。全人代はタイ議会と共に努力し、各分野の交流・協力を強化して、両国関係の持続的発展に新たな活力を注いでいきたい」と表明した。

チャイ・チッチョープ議長は、中国の経済・社会発展の大きな成果に敬服の意を表明。「全人代との友好交流を強化し、立法・監督面で互いの経験を学び、参考にし合い、両国関係および両国民の友情の、さらに踏み込んだ前向きな発展を促していきたい」と述べた。

「人民網日本語版」2010年1月12日