胡錦涛国家主席は30日午後、ネパールのマダブ・クマル・ネパール首相と人民大会堂で会談した。
胡主席は両国関係を積極的に評価した上で「両国関係の包括的協力パートナーシップへの格上げの決定は、両国関係が新たな発展の段階に入ったことを意味する。包括的協力パートナーシップの踏み込んだ発展のため、ネパールと共に努力していきたい。このためには両国関係の政治的基盤を揺るぎないものにする必要がある。ハイレベル交流を緊密化し、各レベルの交流を強化し、各協議・調整枠組みの役割を一層発揮し、相手国の関心を寄せる重大な問題において引き続き互いに断固支持していくべきだ。両国関係の経済的基盤も突き固める必要がある。経済貿易、インフラ整備、農業、人的資源開発、観光、国境貿易分野の協力の潜在力をさらに掘り起こし、これらの確かな進展を積極的に促すべきだ。国際・地域問題における意思疎通と協調をさらに強化し、気候変動対策、エネルギー、食糧安全といったグローバルな問題において協力し、世界と地域の平和・発展を共同で促していくべきだ」と述べた。
ネパール首相は「現在両国は互いに信頼し、友好協力の基盤は厚く、両国関係は良好に発展している。新たな情勢の下、経済貿易、観光、農業、インフラ、人的資源など各分野での協力、および気候変動など国際的、グローバルな問題での協調を強化し、両国の包括的協力パートナーシップの不断の前進を促していきたい」と述べた。
「人民網日本語版」2009年12月31日