温家宝総理は30日、国連の潘基文事務総長と電話会談した。
温総理は「COP15での成果により、気候変動対策における国際協力の基礎が固められ、今後の交渉の方向性も示された。これは歴史的価値ある進展だ。世界各国は一致団結して前を見、引き続き共通認識を固め、溝を埋め、協力を強化し、人類の生存と発展に関わる難題を解決し続け、子孫後裔に幸福をもたらすべきだ。前進の途上でどれほど困難に遭おうとも、中国は温室効果ガス排出抑制の行動目標の達成に努め、かつ十分な情報を国際社会に速やかに提供し、国際交流・協力を強化していく。中国は、国連と事務総長がさらに積極的な役割を発揮することを支持する。気候変動対策における国際協力に新たな進展があるよう、国際社会と共に力を貢献していきたい」と述べた。
潘事務総長は「COP15によって正しい方向への重要な一歩が踏み出された。国連は、COP15で中国の発揮した重要な建設的役割を高く称賛し、また感謝する。中国は自主的に定めた温室効果ガス排出抑制目標の達成にしっかりと尽力し、国際社会に模範を示した。気候変動分野の協力で中国との協力を強化していきたい」と述べた。
「人民網日本語版」2009年12月31日 |