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ニュース分析:中米関係には紆余曲折が絶えない
発信時間: 2010-02-20 | チャイナネット

統計によると、ブッシュ元米大統領が1991年にダライ・ラマと会見して以来、その後のすべての米大統領が様々な形でダライ・ラマと会見した。今回ダライラマと会見したオバマ大統領まで、米国両党の4人の大統領は、すでに12回にわたってダライ・ラマと会見している。

中国人民大学国際関係学院の金燦栄副院長は、米大統領のダライ・ラマとの会見には、いずれも異なった政治的目的が潜んでいると考える。中間選挙が行われる今年、オバマ大統領には幾多のプレッシャーがかかっている。今回のダライ・ラマとの会見を通じて、この政権が困難な時期に国民の視線を逸らすことが、オバマ大統領の目的の一つと言ってもいいだろう。

中国側の対応について、金副院長はこう語った。「台湾への武器売却問題において、中国はすでに強い報復措置を打ち出した。その目的は、核心的利益における中国の最低限を米国に知ってもらうことにある。世界における中国の影響力は昔とは比べ物にならない。米国がダライ問題においてこのままの思想を通し続ければ、最終的には国際社会において米国の影響力が下がる可能性もある」。

今後の中米関係について、金副院長は、「全体的な情勢を見ると、中米関係がさらに良い方向に発展していくことは間違いないが、中国の核心的利益の最低限を挑発し続けている米国の態度を見ると、今後の中米関係には紆余曲折が絶えないかもしれない」と分析している。

「チャイナネット」 2010年2月20日

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