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政府活動報告に対する権威筋の解読
発信時間: 2010-03-05 | チャイナネット

布石が明確で、措置も強力なものである

政府活動報告は8つの面から今年の仕事に対して布石を行っている。その最も重要な点は積極的な財政政策と適度でゆったりした貨幣政策を引き続き実行しなければならないということであり、政策の一貫性と安定性を保つとともに、しかも新しい情勢、新しい状況によって力を入れて政策の応対性と弾力性を高め、政策実施の度合、重点、リズムを上手に把握しなければならないことを強調している。その核心は経済の穏やかで比較的速い発展を保つこと、構造を調整し、発展パターンを転換すること、およびインフレの予想をちゃんと管理することの間の関係を上手に処理しなければならないということである。

今年の仕事の布石は科学的な発展、国民生活の改善、引き続き改革開放を深化させるというメーン・ラインをしっかりとめぐったものである。温総理は報告の中で、発展パターンの転換を速めることはすでに一刻も猶予できないこととなったと強調している。金融危機の後、うわべから見ると、ただ私達の発展速度に対する衝撃だけであるようであるが、実際は私達の発展パターンに対する新たなチャレンジであり、私達はこれまでのような高投入、高消耗、高汚染、低利益の成長モードをこれ以上続けてはならなくなった。私達は必ず発展パターンを資源とエネルギーを節約し、科学技術の進歩と勤労者の資質の向上に頼ることに転じなければならない。同時に投資、消費、輸出入の均衡をはかり、発展のパターンを科学的な発展の軌道に転じさせなければならない。

第二、国民生活の改善である。国民生活は就業、社会保障、収入分配の改革、住宅、不動産の穏やかな発展などの諸面を含むのみならず、国民生活の角度から大きく言うと、三農(農民、農村、農業)の仕事を上手にすすめ、優先的に教育を発展させ、科学教育による国の振興戦略と人材によって国を富み栄えさせる戦略を全面的に実施することは、いずれも国民生活の問題である。これは総理の政府活動報告の中ですべて非常に深く突っ込んだ形で述べられている。国民生活の改善は経済社会発展の根本である。国民生活の保障に力を入れ、それを上手に改善してのみはじめて経済の発展は恒久的な原動力をもち、社会の進歩は堅固な基礎をもち、国は長期にわたって安定することができる。国民生活問題に関する明確な布石は同時に人民大衆が関心を寄せる一連のホットな問題にも答えたものである。

第三、確固として改革開放を推し進めることである。国有企業の改革、資源型産品の価格と環境に対する料金徴収の改革、財政・租税体制の改革、金融システムの改革および事業体部門の改革については、報告の中ですべて明確な布石が行われている。温総理は、改革は全面的な改革であるべきであり、経済体制の改革だけでなく、また政治体制の改革とその他の分野の改革を含むということを特に強調し、次のように述べている。政治体制改革の成功がなければ、私達の経済体制の改革と現代化建設が成功を収めることは不可能である。開放の角度から言って、今年にさらに1歩進めて対外開発の広さと深さを目指しなければならない。1つは安定的に対外貿易を発展させ、国際収支の均衡を実現し、内需も拡大すれば、引き続き市場も開拓し、構造も調整し、均衡も促さなければならないことである。いま1つは対外投資と外資の利用の協調的な発展を推進し、多国間、二国間の協力を深化させ、旗幟鮮明に保護貿易主義に反対し、貿易紛争を適切に処理しなければならないことである。

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