労働者にもっと公平感を

タグ: 政府活動報告 解読 所得格差

発信時間: 2010-03-12 17:04:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

温家宝総理は政府活動報告の中で、「経済成長によって社会の富の『パイ』を大きくするのみならず、合理的な所得分配制度によって『パイ』をうまく切り分けなければならない」と指摘した。すでに全国両会の代表・委員らの間では、所得分配に関する熱い議題となっている。

ここ数年来、都市・農村間、地域間、業種間のいずれにおいても、異なる層の住民間の所得格差が拡大し続け、一部民衆に不公平感を抱かせている。この現状を変えるべきだとの民衆の呼び声は高く、中央もこれを特に重視している。

改革開放の成果は、無数の大衆が共同で創造するものであり、また、無数の大衆が享受すべきものだ。これは社会主義の本質的要求であり、科学的発展観の貫徹実施における要求であり、社会主義調和社会の建設における要求だ。所得分配において、私たちは効率原則を堅持するとともに、なおさらに公平性を保障しなければならない。

労働者にもっと公平感を与えるため、国民所得の一次分配を徐々に労働者寄りにし、労働報酬の比重を徐々に高め、労働者が合法的収入を得るための法的保障を整備すべきだ。

労働者にもっと公平感を与えるというのは、改革開放前の「一律待遇」に戻るという意味でもない。従業員の賃金水準を着実に高めるということは、単純な賃金引き上げではない。賃金調整は平均主義であってはならない。適切に末端の労働者寄りにし、彼らにもっと尊厳感を与えるべきなのだ。

「人民網日本語版」2010年3月12日

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