温家宝総理は16日、英国のミリバンド外相と中南海紫光閣で会談した。
温総理は「中国は中英関係を非常に重視しており、両国の戦略対話枠組みの格上げに同意した。双方がこの枠組みを活用して、理解と相互信頼を深め、協力を緊密化し、両国の包括的戦略パートナーシップの長期的で健全な安定した発展を促すことを希望する」と述べた。
また「中国は互恵・ウィンウィンの開放戦略を揺るがず実行する。中国の輸入と外国の対中投資はともに増加している。中国は英国を含む各国企業の対中投資を歓迎するとともに、彼らに良好な経営環境を提供する。中英両国はエコ経済、環境保護、気候変動分野の協力を強化し、保護貿易主義に対しては共に警戒し、反対すべきだ」と強調した。
ミリバンド外相は「英中関係は重要だ。英中戦略対話を通じて、共通認識を求め、協力を深めていきたい。英国は自由貿易を主張しており、人民元相場問題で中国側に圧力を加えるべきではないと考えている。英国は中国市場を重視している。対中投資の拡大を望む英国企業も増えている」と述べた。
「人民網日本語版」2010年3月17日