外交部の秦剛報道官は25日の定例会見で、「中米の経済貿易関係にいくつかの問題や摩擦が存在することは客観的な事実だ。中国は対等な協議、対話、意思疎通を通じて、互恵・ウィンウィンの解決策を求めることを主張する」と表明した。
人民元相場問題に関する質問に、秦報道官は「双方は中米の経済貿易に存在する問題を重視すべきだが、それをどのような方法で解決するかをより重視すべきだ。このために中国は米側との意思疎通や交流の強化を望んでいる」と述べた。
また「商務部の鐘山副部長(次官)が先日訪米し、中米の経済貿易関係の重要な問題について米国各界と対話・交流し、中国側の主張や政策を詳しく説明し、米側の意見を聞いている」と紹介。「こうした努力が、双方間の理解と信頼の強化、問題の適切な解決に寄与すると信じている」と表明した。
「人民網日本語版」2010年3月26日