外交部の姜瑜報道官は8日に北京で行われた定例記者会見で、「国際敵な軍縮プロセスを推進するため、中国は国際社会とともに引き続き尽力していく」と表明した。
これについて姜瑜報道官は「中国の核政策は一貫して明確であり、透明度は高い。中国はこれまで核兵器の全面的禁止や撤廃を主張しており、自衛の目的からの核戦略を堅持している。そして、いかなる時と状況での核兵器の先制不使用の政策を断固守っている。さらに、核の非保有国などに対して、核兵器を使用せず、核脅威も行わないことを守ってきた」と強調した。
姜瑜報道官はまた、「中国はこれまでいかなる形の核軍備競争にも参加しておらず、これからも参加しない。今後引き続き、核の力を国の安全に必要な核勢力を最低限に保有していく」と述べた。
このほか、米国が「核態勢見直し報告」を発表したことについて、この報告の中には核政策などについて新しい表現があるとして、この報告への研究を行なうとの姿勢を示したあと、「米国が大幅に核兵器を削減することは、全面的かつ徹底的な核軍縮の実現や、世界の平和と安定の促進する上で非常に重要だ」と評価した。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年4月9日