中国、非核国には核兵器を使用せず

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発信時間: 2010-04-09 17:15:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

外交部の姜瑜報道官は8日の定例会見で、米国の「核戦略体制の見直し」(NPR)および中国の核政策に関する質問に、次のように答えた。

米国防総省は6日、NPRを発表し、核兵器の削減、新たな核兵器の開発停止、国家安全保障戦略における核兵器の役割の引き下げを表明するとともに、核拡散防止条約(NPT)に加盟しこれを順守する非核保有国には核兵器を使用しないと約束した。国際社会はNPRに広範な関心を寄せている。中国は、NPRに米国の核政策などの問題についていくつかの新たな記述があることに留意しており、NPRを真剣に研究する考えだ。

最大の核兵器保有国の1つである米国が、引き続き不可逆的な方法で保有核兵器を大幅に削減し、国家安全保障における核兵器の役割をさらに引き下げることは、全面的で徹底的な核軍縮の最終的な実現と、国際平和・安定の促進にとって極めて重要だ。

(中国の核政策について)中国の核政策は一貫した、明確で、透明なものだ。中国は一貫して核兵器の全面的な禁止と徹底的な廃棄を主張し、自衛・防御的な核戦略を揺るがず遂行し、いかなる時、いかなる状況であれ核兵器を先制使用しないとの政策を恪守し続け、非核保有国と非核地域には無条件で核兵器の使用あるいは核兵器による威嚇を行わないことを確約している。中国はこれまでいかなる形の核軍拡競争にも加わったことはないし、今後も加わることはない。中国は引き続き自国の核パワーを国家の安全に必要な最低水準に維持していく。国際社会と共に、引き続き国際的な核軍縮のプロセスを推進するために努力していきたい。

「人民網日本語版」2010年4月9日

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