ロシアのプーチン首相は、10日、ポーランド政府専用機の墜落で、カチンスキ大統領をはじめ、96人が死亡したことを明らかにした。大統領の代行として、コモロフスキ下院議長は、10日から一週間の全国哀悼を行うと発表した。
ロシアのメディアによると、遭難者の遺体は10日にモスクワへ運ばれ、遺体の識別を行うという。墜落した飛行機のブラックボックスは既に見つかり、ロシアは現在その記録に基づいた分析を行っている。
ポーランドのトゥスク首相は当日、緊急閣僚会議を開き、国民向けにテレビ演説を行い、政府の仕事が正常であることを伝えた。
トゥスク首相は「政府のリーダーとして、直ちに行動を取り、事故の調査を行って、遺族をケアすることが必要だ。ポーランド政府は24時間体制で事故の対応に取り組み、国民に調査の進捗と結果を伝える」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年4月11日