温総理、スペインのサパテロ首相と電話会談

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発信時間: 2010-05-11 18:26:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

温家宝総理は10日、スペインのサパテロ首相と電話会談した。

温総理は「国際社会の努力によって世界経済は緩やかな回復を見せているが、今回の金融危機の深刻さや複雑さを過小評価することは決してできない。金融危機に全面的に打ち勝つためには、国際社会の一層の協力強化、長期的な継続努力が不可欠だ。第1に、マクロ経済政策の協調を強化し、常に合理的な政策的取り組みを行い、市場の信頼を高めること。第2に、金融危機をもたらした根源的な問題を的確に解決し、国際金融システムの改革を推進し、金融管理・監督を強化し、構造的な矛盾を緩和し、各主要通貨相場の相対的な安定を維持すること。第3に、自由貿易を堅持し、様々な形の保護主義に反対すること。現在、欧州の一部の国での債務危機に注目が集まっている。われわれはユーロ圏と国際通貨基金(IMF)によるギリシャ支援体制の発足に注目している。中国はこの取り組みを断固支持する。ユーロ圏諸国は必ず困難を克服し、安定した経済成長を達成すると信じている」と述べた。

サパテロ首相は欧州債務危機の解決に向けたユーロ圏諸国の措置を説明。「スペイン経済の基礎はしっかりしており、困難を克服する自信がある。西洋は中国の理解と支持に感謝している。中国はスペインにとって良きパートナーだ。2国間や20カ国・地域(G20)の枠内で中国と意思疎通や協力を一層強化し、世界金融危機などの試練に共同で対処し、世界経済の一層の回復と持続可能な成長を促していきたい」と表明した。

「人民網日本語版」2010年5月11日

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