16日午前、タイのバンコクでは治安部隊とタクシン元首相支持派「反独裁民主統一戦線(UDD)」の衝突が続いている。今までに死亡者数は235人に上り、人々の日常生活は深刻な状況に陥っている。
16日、デモ隊が占拠しているバンコク市中心部のラッチャプラソーンへの道路から約3キロ離れている治安部隊の検問所付近で、衝突が発生し、銃声と爆発音は止まず、死傷者の報告が絶え間なく続いています。タイの救急部門は16日未明、2日間にわたる衝突により死亡した人数は15日深夜までで、24人、負傷者数は211人に達したと明らかにした。
また、バンコクのメディアはこの日、治安部隊が包囲しているエリアで、住民への飲用水と食品が供給不足となっていると報道した。これに対して、タイ政府は飲用水と食品をこれらの人々に提供することを治安部隊に求めた。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年5月16日