温家宝総理はこのほど天津で視察した際、「目下、国民経済が引き続き好転しているものの、内外の情勢は極めて複雑で、マクロコントロールにも数多くの問題を抱えている。経済の安定かつ比較的速い発展を確保するため、新しい問題を突っ込んで研究していかなければならない」と強調した。
新華社通信によると、13日から14日にかけて、温家宝総理は天津を訪れ、企業、社区(地域コミュニティ)、科学研究院を視察し、経済運営の様子及び濱海新区の開発について調査研究を行った。
温家宝総理は「目下、経済情勢はよい方向に向かって発展しており、景気刺激策の効果は継続的に現れている。しかし、経済運営における矛盾と問題にも注意を払い、経済運営のモニタリングをいっそう強化し、困難や問題を十分に考慮していく必要がある。マクロ政策による協調や調整を重視し、政策の度合いを合理的に把握すること、省エネと排出削減、自主的イノベーション、民生プロジェクトなど弱いセクターへのサポートを引き続き拡大させていくこと、生産能力の過度な拡張を厳しく抑制し、一部都市における不動産価格の急騰を断固として押さえ、経済運営で際立った矛盾と問題を確実に解決していかなけれならない」と強調した。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年5月16日