四川大地震から2年が経過した。呉邦国・全人代常務委員長(中共中央政治局常務委員)は20-24日、四川省の綿陽、徳陽、成都、阿バを再訪し、被災者の仕事や生活の状況を把握するとともに、復興事業を視察・指揮した。呉委員長は北川県の旧中心街にも足を運び、犠牲者に献花し、最も深い哀悼の意を表した。
国家復興総合計画に組み込まれた事業はすでに97%以上が着工し、72%以上の予算が投じられている。3年を予定していた復興事業は2年以内にほぼ完成する見込みだ。
呉委員長は復興事業の進捗を高く評価。「引き続き復興事業を四川省の経済・社会発展の主要任務とし、科学的発展観を踏み込んで貫徹実施し、質や量を保ちつつ復興事業の全面的な完成を図らなければならない。被災地の自己発展能力の向上に力を入れ、被災地を四川省の新たな成長軸、経済成長パターン転換の先行地区、エコ経済・低炭素経済発展のモデル地区としなければならない」と強調した。
「人民網日本語版」2010年5月25日