二日間にわたって開かれる第3 回中日韓首脳会議が29日、韓国の済州島(チェジュド)で始まり、中国の温家宝総理、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領、日本の鳩山由紀夫首相が出席した。
温家宝総理は「会議がしっかりとした成果を収め、世界に向かって平和、安定、発展に関する自信と希望を伝えられるよう韓国、日本の指導者と共に努力していきたい」と語った。
今回の会議は2つの段階に分かれて行われ、三国の指導者は将来の協力方向及び共に関心の寄せる国際問題と地域問題をめぐって意見交換をする。会議の開始に先立ち、李明博大統領の提案により、三国の指導者は「天安(チョンアン)号」事件の犠牲者に黙祷を捧げた。
温総理は「今、世界経済は徐々に回復しており、国際情勢は大きな変動と調整を経ており、グローバル的なチャレンジが増えている。中日韓三国が重要な問題についてコミュニケーションを強化することは、3国間の協力だけではなく、アジアの平和にもプラスになる」とした上で、三国が相互に理解と信頼を強化し、平和、友好、協力の理念を広げるため努力し、世界と地域の調和の取れた持続可能な発展を図るよう期待した。