全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は人民大会堂で31日、米国上院情報委員会のファインスタイン委員長および、上院議員のマーク・ユダール氏、ケイ・ヘーガン氏ら一行と会見した。
呉委員長は会見において、「双方の共同の努力により、中米関係は現在、全体的に良好な発展を迎えている。胡錦濤主席とオバマ大統領は、新たな時期を迎えた中米関係発展に向け、重要な共同認識に達し、両国の各分野における対話、交流、協力を推進した。また、このほど行われた中米戦略・経済対話第2ラウンドでも積極的な成果が得られた。現在の国際情勢において、中米関係の戦略的意義と世界への影響は日に日に増している。中国は米国とともに、戦略的高みと長期的な角度から両国関係を認識、処理し、それぞれの核心的利益を尊重し合い、意見の相違や敏感な問題を適切に処理し、対話と交流を強め、相互信頼を深め、協力を推進し、21世紀の積極的協力を推進し、中米関係を絶えず前進させていきたい」と述べた。
ファインスタイン氏は、「過去30年間にわたって、中国は空前絶後の大きな変化を成し遂げた。米中関係も大きく発展した。米中関係はすでに、世界で最も重要な2国間関係となっている。米国の国会議員は中国に深い興味があり、中国をよく理解し、中国との協力関係を発展させていきたいと考えている。私も米中の立法機関の協力を強め、米中協力を強めるために積極的な努力をしていきたい」と述べた。
「人民網日本語版」2010年6月1日