中国大使、中国・モンゴル関係について語る

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発信時間: 2010-06-02 14:05:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

モンゴルのエルベグドルジ大統領の招きを受け、国務院の温家宝総理は6月1日から2日にわたり、モンゴルへの公式訪問を行う。中国の総理がモンゴルを訪れるのは1994年以来となる。中国とモンゴルの関係について、中国駐モンゴル大使の余洪耀氏にインタビューした。

余大使のコメントは以下のとおり。

中国とモンゴルは隣国であり、両国の人々は深い友情で結ばれている。国交成立以来、両国関係は紆余曲折を経たものの、やはり友好的な交流・協力が主流だった。1989年に両国関係が正常化して以降は、各分野における協力が急速に発展した。1994年、両国は『中蒙友好協力関係条約』に調印し、両国関係の発展に向け、法律的な基礎を固めた。2003年、胡錦濤主席がモンゴルを訪れ、両国は善隣相互信頼パートナー関係を結ぶことを宣言、両国関係は新たな発展段階に入った。

今回の温総理のモンゴル訪問は、中国・モンゴル関係が新たな『一甲子(60年)』を迎える年にあたり、両国のハイレベル交流の維持と、善隣相互信頼パートナー関係の更なる発展に向け、重要な意義を持っている。

両国は互いに、両国関係を発展させることを高度に重視している。モンゴル政府は対中関係の発展を対外政策の重要方針の一つとして掲げ、中国の核心利益にかかわる重大問題においては、中国の立場を理解・支持し、1つの中国政策を堅持している。

近年、中国・モンゴルの経済貿易関係は急速に発展している。1998年-2008年の10年間に、両国の貿易額は2憶4300万ドルから24憶3800万ドルへと成長し、約10倍となった。モンゴルにとって中国は長年にわたり最大の貿易国・投資国となっている。

双方の人的往来もますます増加している。09年、モンゴルから中国を訪れた人数はのべ70万人あまり、中国からモンゴルを訪れた人数は20万人あまりに上る。現在、両国の人文交流も日に日に活発になっており、教育、科学技術、文化、衛生などの分野で、協力が絶えず深まっている。

モンゴルにおける中国語人材ニーズが高まるにつれ、中国語の学習も人気を集めている。ウランバートル市では、小・中・大学70校あまりで中国語のクラスが開設されており、中国国家漢語弁公室が派遣したボランティア教師100人あまりが教鞭をとっている。

08年にモンゴル国立大学孔子学院が設立されたのに引き続き、ウランバートル中国文化センターも温総理の訪問中に正式オープンする予定となっている。

中国もモンゴルも発展途上国として、それぞれの経済社会発展ニーズから出発し、善隣相互信頼パートナー関係を絶えず深め、発展させてきた。このことは、両国人民の共通の利益であるばかりでなく、当該地域および、世界の平和と発展に役立つことだ。

「人民網日本語版」2010年6月2日

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