米商務省はこのほど中国の対米輸出のスチール製グレーチングに対して反ダンピング・反補助金調査を行った最終決定を発表した。中国商務部公平貿易局の責任者は3日、「米国の中国製品に対する反ダンピング・反補助金調査は差別化したやり方で行われ、ダンピングと補助金の存在を思い込ませると共に、反ダンピング・反補助金税率を勝手に引き上げた。中国側はこれに不満と反対を表明する」と述べた。
この責任者は「中米両国にとって、開放的な貿易と投資の重要性は言うまでもない。また、それは世界経済の回復とバランスの取れた発展を促す重要なルートでもある」として、米国側がG20サミットで行った確約及びこのほど両国首脳が達成した合意を順守し、貿易救済措置の使用を抑制し、保護貿易に反対するよう期待を示した。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年6月4日