韓国国防省の元泰載報道官は7日の定例会見で、哨戒艦「天安」沈没事件の当日、韓米両国が事件発生地点から170キロ離れた海域で対潜水艦などの海上軍事演習を行っていたことを認めた。
韓米合同軍事演習は3月25、26の両日に泰安半島沖の西部海域で実施。26日午後から夜にかけて対潜水艦演習などを行った。だが、元報道官によると演習は「天安」沈没事件の発生前に終了。また、演習地点も事件発生地点から170キロ離れていたので、潜水艦を探知することは難しかった。韓国側の潜水艦1隻が参加したが、米軍の潜水艦は参加しなかった。
韓国メディアは元報道官の発言について、韓国民の間で囁かれる「『天安』は米軍潜水艦と遭遇して沈没した」との見方を打ち消すためのものと見ている。
「人民網日本語版」2010年6月8日