出席した加盟国首脳と代表、オブザーバー国の指導者、議長国ゲストの記念写真
ウズベキスタンのカリモフ大統領は「SCOはすでに国際舞台における重要な力の一つへと発展した。加盟国が団結・協力を強め、各分野における実務的協力を深め、安全と発展という2つのポイントを重視し、地域の平和と安定の維持に向けて努力し、SCOの影響力と国際的地位が向上していくことを望む」と述べた。
カザフスタンのナザルバエフ大統領は、「カザフスタンはSCOの次期議長国として、中央アジアの平和と安定の維持に向け努力し、加盟国の各分野における協力に向け、実質的な貢献を果たしていきたい」と述べた。
ロシアのメドベージェフ大統領は「SCOの重要な任務は、当該地区の安全・安定を維持することだ。各加盟国はテロリズム・分裂主義・過激主義の『3つの勢力』と麻薬の密売を共同で撲滅していくべきだ。各加盟国が力を十分に発揮し、エネルギー・交通輸送・ハイテクなどの分野で協力を推進していくことを望む」と述べた。
タジキスタンのラフモン大統領は、「新たな挑戦と脅威に対応していくため、SCOは団結と協力を強め、ともに『3つの勢力』を撲滅し、エネルギー・交通運輸・農業などの分野における協力を強めていくべきだ。農業協力モデルプロジェクトにおいては、タジキスタンの経済社会発展に向け、サポートを提供してくれた中国に感謝する」と述べた。
キルギスのカザクバエフ外相代行はキルギスの国内情勢について報告し、「SCOの枠組み内で、人文・経済貿易などの分野での協力を強め、加盟国の経済発展を促進していきたい」と表明した。
このほか、オブザーバー国であるモンゴルのエルベグドルジ大統領、パキスタンのザルダリ大統領、インドのクリシュナ外相および、イランのモッタキ外相、議長国ゲストとして参加したアフガニスタンのカルザイ大統領、トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領もそれぞれ発言を行った。
今回の会議では「新加盟国受入条例」、「手順規則」など、重要な文書が承認された。
「人民網日本語版」2010年6月12日