資料写真:ミサイルを発射する中国海軍の艦艇
先に中国海軍の行った通常演習も日本を不安にさせた。中国の梁光烈国防相は、6月11日に北京で日本の自衛隊の代表団と会見した際、「今回の演習は通常訓練の一環として行われたものであって、国際法に違反するものではない。日本側が神経過敏となることのないよう願う」、と強調した。
その場に在席していた1人の自衛隊士官は、「我々は中国がすでにこの領域での優位を確立したように感じている。中国海軍はすでに日本の海上自衛隊よりも強大となった」と述べた。中国軍側の政府関係者はこれに対して、「中国の軍備は台湾の統一のためのものである。日ごとに増大する中国の戦略上の自信は、台湾に大量の武器を輸出し続けている米国を主要な目標とするものであって、日本を目標とするものではない」と応じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月25日