11日間に渡って行われる中国とパキスタンの対テロ合同軍事演習「友情2010」は4日、第2段階に入った。この段階で、演習に参加する両国の兵士は一緒にグループを編成して、身体能力、格闘、射撃、人質救出、洞窟の掃討作戦などの合同訓練を行う。
中国側合同演習指導グループの責任者である李富華大佐は、「この段階で、双方の士官はさらに広範な交流を行い、両軍の反テロの技術・戦術レベルおよび協同行動の能力を高めることにプラスとなる」と述べた。
またパキスタン側指導グループの責任者であるカザル准将は、「中国の兵士は技術・戦術能力が高い。中国の軍隊は反テロ面でも多くの方法を持っている。双方は互いに経験を交流できる」と述べた。
なお、中国とパキスタンの対テロ合同軍事演習は3日、中国の寧夏回族自治区で始まった。両国の特種作戦兵士合わせて200人が参加している。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年7月4日