11日の香港誌『アジア週刊』のウェブサイトは、中国と米日との新たな駆け引きが激しくなり、アジア太平洋地域での軍事情勢が急変していると伝えた。
中国海軍は最近、東中国海で大がかりな実弾射撃演習を実施し、ミサイル駆逐艦が再び沖縄の「第一列島線」を突破したほか、戦闘機「殲10」も日本本島に近づいて「試験飛行」を行っている。これに対して米国も弱みを見せず、米軍第7艦隊の原子力潜水艦「ミシガン」「オハイオ」「フロリダ」が先週、アジアの重要な軍事基地である釜山、フィリピンのスービック湾、インド洋のディエゴガルシアにそれぞれ時を同じくして姿を現したあと、米国の原子力空母「ジョージ・ワシントン」が再度、日本の横須賀港に引き返して、黄海での米韓合同軍事演習に参加するという。
同時に日本も防空識別圏の管理権を台湾海峡まで拡大し、与那国島の駐屯を加速している。中米日が頻繁に駆け引きして腕前を比べる中で、いったいどんな巧妙な手段が潜んでいるのかに注目が集まっている。
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中国海軍は6月30日から7月5日まで、浙江省舟山市から台州市の東側までの東中国海の海域で実弾射撃訓練を実施した。一部のメディアは「黄海での米韓合同軍事演習の抑止を目指すものだ」と報道したが、戦術面から見てこれは、米韓合同軍事演習への対抗やそれを抑止する軍事演習とはいえない。