高い甲板は遠方の丘をさえぎり、甲板には航空機が列になって並んでいる。艦橋は横須賀にある一番高いビルよりも高いため、上の様子はうかがい知ることができなかったが、側面から見ると人の影が動いており、何か作業をしているようだった。ボートの船主は「『ジョージ・ワシントン』は普段、遠洋地域を航行し、寄港後に航空機は格納庫に納められるが、今回のように甲板に航空機が並んだまま寄港するのは非常に珍しく、長くは停泊しないかもしれない」と話す。
原子力空母「ジョージ・ワシントン」
港に停泊する米軍艦には番号が付けられ、日本の自衛隊の軍艦にも番号と名前がついている。しかし番号も名前もない軍艦があり、船主の説明では、これは退役したばかりの軍艦で、間もなく軍事演習の標的として海上に出されるという。
ボートで引き返す時に、目の前で横須賀港に出入りする様々な巨大な軍艦を見ると、アジアは本当の意味での平和にはまだ遠いような気がした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月12日